今回は,補完代替療法に対する意識について日本の医師薬400名を対象として調査された論文を紹介します.
補完代替療法の効果を信頼するかどうか,1999年と2005年に聴取した結果,「アロマセラピー」と「アーユルヴェーダ」の効果を信頼するという回答数に有意な増加が認められました.
医師の診療に補完代替療法を「併用したいと思う」は58%,「併用したいと思わない」は42%でした.「併用したいと思う」理由としては,西洋医学の限界,患者の意向が挙がりました.逆に,「併用したいと思わない」理由は,科学的根拠に乏しい,知識・経験が無い,保険診療外であることが挙りました.
今後,さらに補完代替療法(アロマセラピー)を広めるためには,やはり臨床研究による効果を示し,その効果を広く知ってもらうことが重要だと思いました.おわり.
Changes in Attitudes of Japanese Doctors toward Complementary and Alternative Medicine
Comparison of Surveys in 1999 and 2005 in Kyoto
(Kenji Fujiwara, et al. Evid Based Complement Alternat Med. 2011)
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